【概要】
弘法大師も浸かったという、田ノ浦の秘湯温泉宿です。
平戸桟橋から北に向かい、細い細い道を下った、田の浦海岸の漁港の前に建つ宿です。
【施設】
木造2階建てで、1階は浴室、2階が客室です。
清掃はよく行き届いているのですが、建物・館内はとても古いです。
【温泉】
鉱泉の沸かし湯です。
内湯のみで、岩造りの4人くらい入れる浴槽があります。
湯は鉄分と思われる薄茶色で、浴槽のへりや浴室の床に湯の花の堆積物があることから効能のよさがうかがい知れます。
【食事】
地元の定置網、朝獲れ地魚の会席料理で、刺身がとても旨かった。
【雑感】
宿泊したのは3月の半ばで、普通なら春の陽気のはずですが、
この日は雪が降りそうなほど寒く、客室内のエアコンも動いているんだけど、あんまり効かない状態で早々に寝床に着きました。
チェックインしたときはあまりの寒さと、宿全体の古さでテンションも萎え萎えだったのですが、
夕食の豪華さと旨さに大満足です。とくにひらめの刺身のうまいこと、うまいこと。
平戸では2月〜3月はおひなさま巡りと、ひらめ祭りなるものをやっていて、
宿に宿泊するとひらめづくしの料理を味わえます。
また、平戸島内の温泉旅館・ホテルの無料日帰り入浴券が1枚貰えるので、帰りに立ち寄り湯なんてこともできます。
温泉は鉱泉の沸かし湯なので、時間が経つとぬるくなる性質があり、入浴後は自分で蓋をしなければなりません。
また、どうもこの宿は翌朝風呂に入るということをやってない(客室の説明書きになかった)らしいのですが、
翌朝入浴したい旨を伝えると、再度沸かさないといけないにもかかわらず、嫌な顔ひとつせずに対応してくれた宿側の姿勢に感謝です。
宿泊時期:2003年3月
所在地 : 長崎県平戸市大久保町201-125
TEL : 0950-22-2241 FAX(0950-22-2241)
交通 : 平戸桟橋よりクルマで約25分。
チェックイン:15:00 チェックアウト:10:00
食事 : 朝食/部屋 夕食/部屋
利用客室 : 和室
バス・トイレ : トイレが部屋にあり
駐車場 : あり(無料)
泉質 : 鉱泉
効能 : アトピー・湿疹、筋肉痛、神経痛
日帰り入浴 : 不明