モエレ沼公園は、芸術家であるイサム・ノグチ氏が設計した公園です。
広大な敷地にアーチスティックな山、オブジェ、遊具施設、噴水などが点在しています。
1982年から造成を開始し、2005年に完成した壮大なものです。
ひととおり見て廻るだけで4時間くらいは必要で、特に「海の噴水」で行われる噴水ショープログラムは必見。
1日数回実施されるのみなので、スタート時間をチェックしておきましょう。
アプローチ /
モエレ山 /
屋外ステージ /
テトラマウンド /
ミュージックシェル /
プレイマウンテン /
サクラの森 /
モエレビーチ /
ガラスのピラミッド /
海の噴水
所在地・交通機関・公式サイト
モエレ沼公園へのアプローチは徒歩の場合、市道からは遊歩道を歩くこととなります。
徒歩5分程度で駐車場に合流し、ここから公園施設の数々が徐々に視界に入ってきます。
モエレ沼を渡る橋のあたりから、右に
ガラスのピラミッド、左に
モエレ山が見えてきます。
モエレ山へはしばらく木立の中を歩き、木立を抜けたあたりから坂を上ります。
モエレ山は標高62mの、公園のランドマーク的存在の山です。山頂からは公園内全景のほか、札幌市内の360度の景観が眺望できます。
山頂は風がとても強いので、吹き飛ばされないように注意しましょう。
モエレ山から
屋外ステージへは直線の登坂路を下ります。ここでモエレ山を振り返ってみましょう。
屋外ステージは菱形で角に向かってゆるやかな斜面を上ります。
テトラマウンドは直径2mのステンレス鋼を高さ13mの三角錐に組み上げた造形です。
ステンレス鋼は独特の仕上げで磨かれ、光を反射してさまざまな表情を見せてくれます。
テトラマウンドの横にある
ミュージックシェル。
内部はトイレと前面のステージ出演者用控え室になっています。
トイレは大もありますが、紙が置かれていないので注意。
紙とシャワートイレ付きのトイレはガラスのピラミッド内にあります。
プレイマウンテンは、高さ30mのピラミッド状の小高い山です。
モエレ山よりは低いですが、こちらも頂上は風が強いです。
平坦な登山路もありますが、ピラミッド階段は段差が低いので、こちらを登ることもできます。
サクラの森は、7箇所の遊具施設を文字通り桜の森の中の園路で結んだエリアです。
イサム・ノグチ氏自らがデザインした遊具を使って、子供たちが大はしゃぎで遊びまわっています。
美しいビーチをイメージした
モエレビーチは、泳ぐことのできるサンゴで舗装された池です。
周囲にはショップもあり、ビーチの周囲はシートを広げた家族の憩いの場となっています。
ガラスのピラミッドは、アトリウム、イサム・ノグチギャラリーやイベントスペース、
レストラン、ショップがあります。
ガラスのピラミッド内は太陽光を浴びるため、夏場などは温度が高くならないように、
冬季に蓄積した積雪と外気導入を利用した冷却システムを導入しています。環境保護に配慮した仕組みとして注目を浴びています。
「水の彫刻」のような
海の噴水は、海をイメージした噴水プログラムを見ることのできるステージ。
緩やかな霧のような噴水から、25mもの高さの噴水、そして荒れる海、砂浜に打ち寄せる波、さざ波へと水の流れが変化していきます。
運転時間は季節によって異なるので、公式サイトや海の噴水前の掲示版で確認しましょう。
40分のプログラムと15分のショートプログラムがあります。
通常のプログラムは40分と長いですが、見る価値はあります。
雪が降り積もった冬のモエレ沼公園は、一面の銀世界。
期間限定で歩くスキー、スノーシュー、ソリ、長靴のレンタルがありますから、公園内をスキーで周回したり、
モエレ山からソリで滑り降りたりしてウィンタースポーツが楽しめます。
所在地 : 札幌市東区 モエレ沼公園1-1
施設 : 公園、レストラン、ショップ、イベントスペース、イサム・ノグチギャラリー
駐車場: あり(無料)