函館本線札幌駅〜小樽〜余市〜倶知安〜ニセコ〜蘭越を往復運行する季節列車です。
C11型蒸気機関車がのんびりと客車を引っ張って走行します。
小樽駅では機関車の付け替え作業を行うため40分近く停車時間があるので撮影時間がたっぷりあります。
札幌〜倶知安までは全席指定席です。倶知安〜蘭越までは自由席となります。
暖炉風ストーブのある2号車はカフェカーとしてコーヒーのほか、沿線のグルメ、スイーツなどを販売しています。
札幌〜小樽間は、ディーゼル機関車が先頭となって走行します。
昭和初期の旧型客車をデザインした車内はニス塗りの重厚な壁、木枠の椅子などレトロな雰囲気いっぱいです。
車内のランプは小樽の北一硝子のランプ。やわらかな明かりで包み込みます。
旧型客車ですが、扉は走行時はロック式で、乗降時は手動で扉を開閉します。
レトロ調の服装をした車掌による乗車券検札時に、SLニセコ号乗車証明書が配布されます。
札幌〜小樽間は海沿いを走る区間があります。
車内放送で沿線から見ることのできる銀鱗荘や自然景観などの案内がなされます。
小樽駅では40分以上停車し、先頭に連結していたディーゼル機関車を最後尾に連結しなおす作業を行います。
SLニセコ号フリーきっぷや一日散歩きっぷを利用してSLニセコ号に乗車している人は小樽駅で途中下車できますので、周辺を散策したりお土産を購入することもできます。
小樽を出発すると余市、仁木を経て倶知安へ。
山岳路線となるので、沿線には蒸気機関車が煙や蒸気を吐き出しながら走行するSLニセコ号を撮影しようとする鉄道マニアを大勢見かけることができます。
尻別川を左右に見ながら山岳路をニセコに向けて走行。
SLニセコ号は列車名ともなったニセコ駅を出発、一路蘭越を目指します。
復路の蘭越→札幌行きは、C11型蒸気機関車は逆向きでの牽引となります。
所在地 : 北海道札幌〜小樽〜余市〜倶知安〜ニセコ〜蘭越
施設 : カフェカー、車内販売