一条通の堀川に架かる橋です。
平安京造営時の一条大路に堀川を渡る橋として架けられた橋ですが、様々な言い伝えの残る橋です。
延喜18年(918)に文章博士・三善清行の葬列をこの橋で見た息子が、棺桶に泣きすがると一時蘇生したという逸話や、
夜中にこの橋を通りかかると美女に怖いから家まで送って欲しいと頼まれ、送ろうとすると美女は鬼に姿を変えて襲いかかり、腕を切り落として鬼を追い払った話、
陰陽師・安倍晴明は橋下に棲む式神を使って呪術を執り行っていたなど、きらびやかな平安京のもうひとつの面を垣間見ることのできる場所です。
現在は橋下をくぐることができる遊歩道が整備されています。
所在地 : 京都府京都市上京区堀川下之町
施設 : -
交通 : 市バス・一条戻り橋・晴明神社前から徒歩2分
駐車場: なし