御霊信仰が盛んだった平安建都以前に当地には疫神を祀る社があり、正暦5年(994)に疫神を船岡山に安置して祀っていましたが、長保3年(1001)に疫神を船岡山からこの地に再び遷して祭礼をが執り行ったのが今宮神社の創始です。
御霊信仰に基づく御霊会は神泉苑や祇園社(現在の八坂神社)でも行われていましたが、今宮神社の御霊会は紫野御霊会と呼ばれ、「鞍馬の火祭」「太秦の牛祭」とならぶ、京都の三奇祭の一つ「やすらい祭」につながりました。
「玉の輿」の語源ともなった、西陣の八百屋の娘から三代将軍徳川家光の側室にまで昇り詰めた桂昌院ゆかり神社としても知られ、多くの女性の信仰を集めています。
参道両側にある名物「あぶり餅」の店は、「かざりや」は1637年創業、「一和」は平安時代創業という老舗で、参拝後にあぶり餅を食べると厄が落ちるとされています。
所在地 : 京都府京都市北区紫野今宮町21
施設 : 神社
交通 : 市バス46系統・今宮神社前からすぐ
駐車場: 周辺に有料駐車場あり
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