鴨川納涼床

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鴨川納涼床

京都の夏の風物詩といえば、鴨川の納涼床です。
鴨川にせり出したところに床を貼って桟敷を設け、そこで料理をいただくのが現在の納涼床ですが、戦国時代が終わった頃から商人の見物席や茶店が作られたのがはじまりの、歴史ある京の風習です。
同じ床（ゆか）でも貴船の床は川床（かわどこ）と呼びますが、鴨川の床は「納涼床（ゆか）」、あるいは単に「床（ゆか）」と呼びます。
貴船の川床は川面スレスレのところに床を設けるのに対し、鴨川の納涼床は高いところに床を設ける「高床（たかゆか）」です。
夏の京都は盆地特有の蒸し暑さが特徴ですが、鴨川沿いは心地よい風が吹くので一時（いっとき）でも暑さを忘れることができます。