旧三井家下鴨別邸

江戸時代に呉服と両替商の越後屋を興したことで知られる三井家11家の共有の別邸として大正14年（1925）に建築されたのが、旧三井家下鴨別邸です。
明治42年に三井家の祖霊社である顕名霊社（あきなれいしゃ）が、下鴨神社の南に位置するこの地に遷座され、その参拝の際の休憩所として建てられました。
主屋は木屋町三条上るにあった三井家の木屋町別邸を移築したもので、昭和24年（1949)に国に譲渡されたのち、昭和26年（1951)より平成19年（2007）まで京都家庭裁判所の所長宿舎として使用されていましたが、大正期の建築物としての価値が認められ平成23年（2011）に重要文化財に指定されています。
主屋の前面には苔庭とひょうたん池、奥には紫陽花園が拡がっています。
主屋2階および茶室は、会議や茶会など会合の場として有料で貸し出ししています。

所在地　：　京都市左京区下鴨宮河町58番地2

施設　：　重要文化財建築

交通　：　京阪電車・叡山電鉄出町柳駅から徒歩約5分

駐車場：　なし

問合せ先　：　旧三井家下鴨別邸

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