廬山寺

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廬山寺

廬山寺は源氏物語の作者である紫式部の邸宅址にある寺院です。
天慶年中(938～947)に船岡山の南に創建されましたが、応仁の乱、織田信長の比叡山焼き討ちに遭遇し、天正年間(1573～1593)に正親町天皇の勅命を受け現在の地に移転しました。
現在の本堂と尊牌殿は寛政6年(1794)に光格天皇が仙洞御所の一部を移築し、女院、閑院宮家の御下賜でもって改装されました。
御本尊は平安末～鎌倉時代に作られたとされる阿弥陀如来及両脇侍坐像3体で、国指定重要文化財です。
紫式部が源氏物語を執筆した場所としても知られ、本堂では源氏物語にちなむ展示が行われています。
本堂前の源氏庭は、春の桜、紫の桔梗が咲く6月末から9月初め、秋の紅葉とここを訪れる参拝者の目を楽しませてくれます。
洛陽三十三觀音霊場・第三十二番です。