泉涌寺

月輪山の麓にある泉涌寺（せんゆうじ）は、天長年間に弘法大師がこの地に庵を築いたことがはじまりです。
法輪寺、仙遊寺と改称されたのち、承久元年(1219年)に境内から現在も湧き続ける清泉が湧き出た由来により泉涌寺と名を改め現在に至ります。
仁治3年（1242年）、四条天皇が崩御後にこの寺に葬られてからは、歴代天皇の山稜がここに営まれていることから皇室にゆかりのある寺として知られ、現在でも皇室が訪れています。
皇室を迎え入れる御在所には菊紋があしらわれていることからも、この寺が皇室と深く関わりがあることもわかることでしょう。

境内には仏殿や舎利殿などの壮麗な堂宇が立ち並び、釈迦の仏牙舎利を安置する舎利殿は京都御所の建物を慶長年間に移築したもので、仏牙舎利とともに韋駄天像、月蓋長者像が祀られています。舎利殿には狩野山雪による天井画「龍図」が描かれ、「鳴き龍」として知られています。

御座所庭園は紅葉の名所としても知られています。

所在地　：　京都府京都市東山区泉涌寺山内町127

施設　：　寺院

交通　：　JR奈良線・東福寺駅より徒歩10分、市バス202,207,208系統・泉涌寺道下車、徒歩7分

駐車場：　あり

問合せ先　：　御寺泉涌寺

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