神泉苑

平安京の南東隣りに八町にも及ぶ広大な敷地を有していた苑池であり禁苑（皇室の庭）です。
天長2年（824）、干ばつのときに淳和天皇の勅命によって弘法大師が神泉苑の池畔で祈祷し、善女龍王を勧請したところ、雨が降り人民が喜んだとの言い伝えがあります。
京都三大祭の祇園祭の発祥の地としても知られ、御霊信仰が盛んだった貞観5年、当時流行していた疫病を鎮めるため、多くの御霊を鎮めるための御霊会が営まれ、当時の全国の国の数である66本の鉾を立てて厄払いをしました。
これが、祇園祭につながっていったとされています。
現在の神泉苑は、元離宮二条城の南側に位置する苑池が残るのみですが、神泉苑祭、お火焚祭、大念仏狂言が行われ、当時の面影を偲ばせています。
桜と紅葉の季節はライトアップが行われます。

所在地　：　京都府京都市中京区御池通神泉苑町東入る門前町166

施設　：　苑池

交通　：　阪急四条大宮駅より徒歩10分、JR二条駅より徒歩10分、地下鉄東西線・二条城前駅から徒歩2分、市バス15 ・神泉苑前からすぐ

駐車場：　なし

問合せ先　：　神泉苑

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