将軍塚青龍殿

天台宗の青蓮院門跡の飛び地境内「青龍殿」は東山山頂に建ち、平安時代の中期（11世紀頃）に製作されたとされる国宝青不動をお祀りしています。
青龍殿は、大正2（1913）年に大正天皇の即位を記念し、「大日本武徳会京都支部武徳殿」として北野天満宮前に建立された木造建造物を移築再建したものです。
青龍殿には木造の「大舞台」が併設され、ここからは京都市内を足下に見下ろし、大阪近郊まで一望できます。
すぐそばには「将軍塚」があります。桓武天皇は災いの多かった長岡京から新たな都を定められるため、和気清麻呂に伴われ登られて、京都盆地を見下ろして京都を都とすることをお決めになりました。そして、高さ2.5メートル程の将軍の像に甲冑を着せ、武器を持たせて埋めて、都の安泰を祈ったと伝えられています。これが将軍塚です。
つまり、延暦十三年（794年）の平安京の建都はここから始まったのです。
源平盛衰記には、世の中に異変のあるときは、将軍塚が鳴動したと記されています。
周囲の庭園は桜と紅葉の名所であり、春と秋には夜間ライトアップが行われます。

所在地　：　京都府京都市山科区厨子奥花鳥町28

施設　：　寺院

交通　：　青蓮院門跡より、東山トレイルで徒歩30分、土日祝日はバス運行あり、市営地下鉄・東西線蹴上駅より東山ドライブウェイを経てクルマで5分

駐車場：　あり

問合せ先　：　将軍塚青龍殿

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