妙心寺退蔵院

応水11年（1404年）に建立された、臨済宗大本山妙心寺の敷地内にある古刹です。

紅しだれ桜で有名な850坪の池泉回遊式庭園「余香苑」、室町時代の画聖・狩野元信により方丈（本堂）を取り囲むように作られた枯山水庭園「元信の庭」、水琴窟、禅問答を描いた国宝「瓢鮎図（ひょうねんず）」、紅しだれ桜の両側に配置され、物事や人の心の二面性を表す「陰陽の庭」など、季節毎の草花や禅寺ならではの佇まいを堪能できます。

禅と剣の道には精神的な共通点があることから、江戸時代に宮本武蔵が修行されたとされる方丈には退蔵院の開祖である無因宗因禅師（妙心寺第三世）をお祀りしています。

無因宗因禅師は「花さかじいさんになる」として退蔵院に紅しだれ桜を育て、いまでは京都屈指の桜の名所となりました。

茶席「大休庵」では庭園を鑑賞しながら抹茶と茶菓子を楽しむことができます。

所在地　：　京都府京都市右京区花園妙心寺町1

施設　：　寺院

交通　：　JR山陰本線・花園駅より徒歩15分、嵐電北野線・妙心寺駅より徒歩10分、市バス・妙心寺前から徒歩3分

駐車場：　あり（できるだけ公共交通機関を御利用ください）

問合せ先　：　妙心寺退蔵院

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