等持院

等持院は、暦応四年（西暦1341年）に足利尊氏が天龍寺を開山した夢窓国師をお迎えして開山した、臨済宗天龍寺派の禅寺です。
当初は衣笠山の南麓にありましたが、のちに現在の地に移されて足利将軍家歴代の菩提所となりました。
応仁の乱などの戦乱や火災に見舞われましたが、豊臣秀吉が秀頼に建て直させるほど重んじられた寺院です。
方丈(本堂)は元和二年(1616年)に建立された妙心寺塔頭海福院を、文化9年（1812年）等持院に移築されたものです。
近代になって映画の撮影所が等持院境内に出来てロケに使用されたため破損しましたが、現在は修復されています。

庭園は蓮の花を象った芙蓉池、草書体の心の字を象って作られた心字池を配したもので、有楽椿、皐月、梔子の花、芙蓉の花、山茶花、桜などが四季を通じて咲き誇ります。
秋は紅葉が美しい庭園です。

所在地　：　京都市北区等持院北町63番地

施設　：　寺院

交通　：　京都市営バス,JRバス「立命館大学前」から徒歩約10分、嵐電北野線「等持院・立命館大学衣笠キャンパス前駅」から徒歩約5分

駐車場：　なし

問合せ先　：　等持院

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