善峯寺

平安時代中期の長元2年(1029)に源算上人によって開かれた善峯寺は、千手観世音菩薩を御本尊とする観音信仰の寺院です。
長元7年(1034)に後一条天皇が鎮護国家の勅願所と定めて「良峯寺」の寺号が下賜され、長久3年(1042)には後朱雀天皇より鷲尾寺の本尊である千手観音を善峯寺に遷座するよう勅命、建久3年(1192)に後鳥羽天皇は善峯寺の勅額宸筆を下賜するなど、皇室とゆかりがある寺院です。
応仁の乱のときに大半のお堂が焼失、江戸時代に10近くの伽藍と7坊が復興されましたが、明治の神仏分離令を受けて一坊に総合されました。

現在は桜と紅葉の名所として知られていますが、公共交通手段は1日数本運行されるバスでのみ行くことができる山間にあるためシーズン中でも比較的ゆったりと拝観できます。

西国三十三所観音霊場第20番札所、京都洛西観音霊場第1番札所、神仏霊場第85番。

所在地　：　京都市西京区大原野小塩町1372

施設　：　寺院

交通　：　JR京都線・向日町駅または阪急京都線・東向日駅から阪急バス66番(善峯寺行き）で約30分、終点「善峯寺」下車、徒歩8分。

駐車場：　あり

問合せ先　：　善峯寺

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