【高野山への行き方】
公共交通機関で行く方法は、大阪の南海電鉄なんば駅から南海高野線で極楽橋まで行き、高野山ケーブルカーに乗り換えて高野山駅で下車、南海りんかいバスに乗り換えて高野山に入山するのが一般的です。
なんば駅から直通の特急列車「こうや号」で行くのが一番楽で最速ですが、急行電車で橋本駅まで乗車し普通列車に乗り換えて極楽橋へのんびりと行くことも出来ます。
春から秋にかけては京都駅〜高野山を結ぶ直通バスが一往復運行されており、京都と高野山という二つの世界遺産を訪れたい人には便利です。
京阪バス 京都〜高野山
【クルマで来る人はどこに停めるの?】
金剛峯寺前、奥之院の近くに有料駐車場があります。また、無料の大門南駐車場を利用するのも手段のひとつですが、大門まで徒歩8分、金剛峯寺までは徒歩25分前後かかるので健脚向きです。
山内の移動は南海りんかいバスの路線バスを利用するのがよいでしょう。紅葉シーズンなどは運行本数が多いので便利です。
南海りんかいバス
【山内の移動手段】
大門から奥之院まで約3.8km。1時間もあれば端から端まで徒歩でも行ける距離ですが、山内を走る南海りんかいバスの路線バスを利用するのが便利です。
何度も利用するのであれば、高野山内で利用できる一日フリー乗車券を購入するのがおすすめです。拝観料2割引き、お土産・飲食1割引きなどお得な割引特典もついています。
山内は早朝夕方は野生の鹿が道路脇まで出てくることもあります。特に清浄心院から奥之院までは道のすぐそばが森になっています。
昨今は近くの弁天岳でクマの出没が目撃されており、ひとけの少ない時間帯に歩くのは危険なため、公共交通機関を適宜利用するのが賢明です。
【泊りがけ?日帰り?】
見どころを絞るなら日帰りでも可能ですが、じっくりと高野山を楽しみたいのなら宿泊するのがおすすめです。
寺院拝観や御朱印を授与する社務所は夕方五時前後までのところが多いため、日帰りなら午前中の早い時間には高野山に入山する必要があります。
日帰りなら、大門、壇上伽藍、金剛峯寺、奥之院、高野山霊宝館は必見で、時間が許せるなら徳川家霊台、女人堂、金剛三昧院も参拝しましょう。
金剛峯寺、高野山霊宝館、高野山大師協会、壇上伽藍、奥之院、大門、金剛三昧院、徳川家霊台、女人堂
泊りがけならば、奥之院ナイトツアーや紅葉シーズンの金剛峯寺ライトアップに出掛ける楽しみもあります。
高野山奥之院ナイトツアー
【食事処は?】
千住院橋〜金剛峯寺〜壇上伽藍〜愛宕の範囲で食事処が数軒あります。
21時頃まで営業している居酒屋も数軒あります。
コンビニエンスストアは愛宕前バス停付近に「ファミリーマート高野山店」、千住院橋バス停から徒歩3分のところに「ニューヤマザキデイリーストア 高野山店」があります。
ファミリーマート高野山店前にゴミ箱はありますが、山内にゴミ箱はありません。
高野山は聖地ですからゴミを捨てる行為は慎みましょう。
【どこに宿泊するか】
高野山内は一軒を除いて全て宿坊です。
予算が許すならば宿坊に泊まって、高野豆腐などの精進料理を味わい、朝のお勤めにも参加するのが高野山ならではの体験です。
宿泊代金を安く済ませたいのなら、高野山にただ一軒存在するビジネス旅館「玉川旅館」に泊まるといいでしょう。
玉川旅館
高野山の麓、南海電鉄高野線 橋本駅付近のビジネスホテルに宿泊し、朝早くチェックアウトして高野山に行くという方法もあります。