【青森ねぶた祭り見学はツアーが確実で楽チン】
個人で宿泊先を確保したり、移動に気をつかうのが面倒だ、という人はパッケージツアーを使うのが一番便利で確実です。
宿泊先がちょっと遠くになったりしますが、これは個人手配でも同じことなので、青森ねぶた観賞で一番ラクなのは実はパッケージツアーなのです。
青森ねぶた祭り パッケージツアー
【それでも個人で行きたい人は、どこに宿泊すればいいの?】
青森ねぶた祭りの最大の悩みどころは、宿泊地の確保です。毎年、これで頭を悩ませる個人客は多いです。
青森市内には多数、ホテル・旅館がありますが、青森ねぶた祭り開催中は数ヶ月前であっても、1年前であっても、
個人客が予約を取るのは至難のワザ。
ほとんど不可能といってもいいくらいです。
なぜでしょう。
それは、旅行会社のツアーに押さえられてしまうからです。ホテル側としても、直前にキャンセルされるかわからない個人客を優先させるよりも、
安定確保のできるツアー客のほうを優先してしまうのです。JR青森駅周辺には、およそツアー向きでないビジネスホテルもありますが、
これらも旅行会社に押さえられてしまいます。
青森ねぶた祭りスケジュールが公表された日に、個人でホテルに宿泊予約を申し出しても青森市内のすべてのホテルの予約が困難な状況です。
シングルルームも同様に予約できません。
青森市内に宿が取れなかった旅行会社はどうしているかというと、周辺、といっても20km〜60kmも離れた、
浅虫温泉とか十和田湖温泉や八戸のホテル・旅館に宿泊地を確保しています。
こうした旅行会社のツアーは、とてもハードスケジュールです。
その日の青森ねぶた祭りが終了する20時40分過ぎ、ちょっと離れた観光バス待合所でツアー客を集め、
出発するのが21時過ぎ。祭り帰りの渋滞に巻き込まれて、延々バスを走らせた後に宿に到着するのは23時を過ぎている、
というのが普通なのです。
個人で行かれる方も、これに見習って周辺の宿泊地を探す必要があるとともに、
ねぶた祭り開催期間中は繁忙期料金で、宿泊料が高くなる地域があることを覚悟しなければなりません。
ねらい目は、シングルルームのあるビジネスホテルです。
たとえば、八戸やむつ市内のビジネスホテル、シティホテルなら、ねぶた祭り期間中でも予約は比較的取り易いです。
一人旅であっても、直前ギリギリであっても予約は取れると思います。
ねぶた祭り開催期間中は、青森市内にサマーキャンプ場がオープンしますので、こちらを利用するのもひとつの手です。
サマーキャンプ場については、青森ねぶた祭オフィシャルサイトで公表されます。
JRを利用している方は、ねぶた祭り終了後に臨時列車が出ることがあります。
また、ねぶた祭り終了30分前くらいに青森駅を出発する電車があるので、これに乗車するのも手です。
どちらにしろ、かなり混むので、ホームに行列を作ることを覚悟したほうがいいと思います。
また、切符はねぶた祭りスタート前にあらかじめ購入しておくことをおすすめします。
現在は新幹線が青森まで開通しているので、青森ねぶた祭りを鑑賞したあと、八戸や盛岡まで新幹線で行くというのもよい考えです。
最近脚光を浴びているのが、北海道の函館に宿泊するプランです。
津軽海峡を隔てた北海道・函館市内まではJR北海道の北海道新幹線と在来線の乗り継ぎで1時間40分前後。
祭り終了後の時間帯も、新函館北斗駅までの北海道新幹線はやぶさ号と、函館駅までの接続列車「はこだてライナー」が運行されていますので、
これに乗車すれば深夜に函館市内に到着することができます。
翌日は北海道・函館観光もできるので得した感じにもなれますね。
函館市内泊を組み込んだ青森ねぶた祭り見学パッケージツアーが旅行会社で募集されていることもありますから、こまめにチェックしてみてはいかがでしょうか。
【観覧場所】
団体(10名以上)の観覧席申し込みは、一次募集「買取り」と二次募集「予約」に日時を2回に分けて受付いたします。
(1)一次募集は人数が確定している団体向け
(2)二次募 集は人数がまだ確定していない団体向けとなります。
詳細は「青森ねぶた祭りオフィシャルサイト」 からどうぞ。
観覧席以外での観覧は商店街アーケードや、道路沿いの思い思いの場所からとなりますが、その場合は最低でも1時間前には観覧場所に行って陣取りましょう。
3〜4時間前なら場所とりは確実ですが、ずっと立っているのも疲れるので、新聞紙やレジャーシート、折りたたみ式の椅子を持っていくとよいでしょう。
雨が降っているとき、雨が降りそうなときは、JR青森駅からつづく商店街アーケードから見るのがおすすめです。
一番のおすすめの観覧場所は、広い交差点のある場所です。
ここではねぶたの山車をぐるぐると回すパフォーマンスを見ることができます。
ただし、30分くらい前までは普通にクルマが走っているので、何時間も前から陣取ることはできません。
なので、交差点入口横断歩道の前で待って、交通規制がなされたときを見計らって一斉に場所取りをすることになります。
一見、観覧席が一番いいように思えます。ここは場所取りの手間をとらずに済むのでいいのですが、次第に退屈になります。
実は観覧席に座った観光客も、ベストな場所を探して他の場所を探しに行く人が多いのです。
ものすごい人出ですので、後から移動してもよく見えるところを確保するのは至難のワザ。
なので、広い交差点 > 商店街アーケード > 観覧席 の順で場所の確保をおすすめします。
足の不自由な方、お年寄りを連れて行く場合は観覧席で見たほうがよいでしょう。
【クルマで来る人はどこに停めるの?】
さて、クルマで来る人はどこに停めればよいのでしょう。いくつかの答えがあります。
海に面した青森県観光物産館アスパム付近にも有料駐車場はありますが、
こちらはすぐに満車になってしまいます。また、20時40分の祭り終了後は大渋滞となり、なかなか進むことはできません。
青森の官庁街には市営の駐車場があります。駐車料金は安めですが、やはり祭り終了後は大渋滞です。
こちらに停めて、普通に走れるようになるのに1時間かかったことがあります。
一番おすすめなのは、臨時駐車場です。何箇所かありますが、1回500円程度で停めることができます。
ねぶた祭りコースまで、徒歩10〜15分程度歩かなければなりませんが、祭り終了後もスムーズに青森市内を出ることができます。
臨時駐車場の場所については、青森ねぶた祭オフィシャルサイトで公開されます。
【待ち時間は何をするか】
青森ねぶた祭り期間中はJR青森駅前に特設会場ができて、青森ねぶた祭りのパンフレット、コース地図などを無料配布しているで、ここに必ず行ってGETしましょう。
毎年、青森ねぶた祭りを見ている方も、このパンフレット、コース地図は貰いましょう。毎年違うものが配布されます。
できれば、青森ねぶた祭り開始1・2時間前に来るのではなく、午前中か昼過ぎまでに来て散策する余裕を持ちましょう。
散策する場所は、次のところがいいでしょう。いずれもJR青森駅から徒歩7分程度です。
ねぶたラッセランド
青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸
青森県観光物産館アスパム
「ねぶたラッセランド」は、青森県観光物産館アスパムの裏手にあり、待機中のねぶた山車を見ることができます。
一緒に写真撮影することもできるので、是非行かれてみてください。
「青函連絡船メモリアルシップ八甲田丸」は、かつて青森と函館を結んでいた青函連絡船を保存・公開しています。
「青森県観光物産館アスパム」は、青森の海産物・お菓子・民芸品などのおみやげ、みちのく料理処、
青森市街や津軽・下北半島、陸奥湾、八甲田の山々などが眺望できる展望台がある施設です。
いずれも海側にあり、3箇所間の距離も近いので便利です。
【どこで食事をするか】
ねぶた祭りスタート前に腹ごしらえするときは、JR青森駅前でGETした地図で食べたい食事が食べられるところを探しましょう。
みちのく郷土料理店や、ラーメンやカレーなどを出す食堂など、青森駅周辺にはたくさんあります。
わたしのおすすめは、JR青森駅から新町商店街アーケードに入ってすぐ左側にある「食事処おさない」です。
青森は陸奥湾で獲れる帆立の名産地で、「食事処おさない」は帆立料理をリーズナブルな価格で食べられるので、青森を訪れるといつもここで食べます。
【青森ねぶた祭りを楽しもう!】
ねぶたの山車や、ハネト達の飛び跳ねる姿を見ていると、いつしか自分の体も動き出し、ノリノリになっているのがわかると思います。
そんなときは、自分もハネトになってしまいましょう!
ハネト衣装は、レンタルしてくれる店もありますし、購入できる店もあります。
JR青森駅前からつづく新町商店街にも、そうした店はあります。